
季節性のインフルエンザが猛威をふるう2月が近づいてきました。加えて今年は、昨年から続く新型インフルエンザの影響も大きく懸念されています。
そんな中、インフルエンザの本格的な流行を前に、厚生労働省の国民健康づくり運動「健康日本21」を支援する「健康日本21推進フォーラム」(理事長:高久史麿・自治医科大学学長)は、過去1年間にインフルエンザにかかったことのある男女500人を対象とした調査を実施しました。
熱や咳などの症状が出た場合、医療機関に行くまでの時間を聞いたところ、「12から24時間以内」と答えた人が40.8%、次いで「24から48時間以内」(24.4%)、「12時間以内」(20.2%)でした。
この結果から、8割以上の人が抗インフルエンザ薬の効果が得られやすいとされている48時間(2日)以内に医療機関を受診していることがわかりました。
処方された薬について聞いたところ、「タミフル」(61.6%)、「リレンザ」(17.6%)、「覚えていない」(18.2%)となり、インフルエンザと診断された多くの人が、タミフルを処方されていました。性・年齢別に見ると、女性の方がリレンザを処方されていること、男性の50から60歳代の28.0%がどんな薬かを把握していないことが目立ちました。

資料:健康日本21推進フォーラムより
「タミフル」「リレンザ」それぞれの処方薬についても聞いています。
タミフルは、5日間飲み続ける必要があるということを知らなかった人は29.5%に上りました。また、5日分飲みきった人が80.8%だったが、19.2%の人はきちんと飲んでいない(飲み残している)実態も明らかになりました。
リレンザは、服薬方法が吸入式であることからか55.0%の人が「きちんと吸えているかどうか不安になる」と回答しました。また、22.4%の人が「吸入器の扱いが複雑で使いにくい」としています。
調査結果のまとめでは、中原英臣(新渡戸文化学園短期大学学長/健康日本21推進フォーラム理事)は、薬の飲み残しは医療費の無駄につながるとし、服薬指導のより一層の充実を図ることが必要としています。















