
実はブラッシングすることで、見た目をきれいにするだけではなく、空中の毛が舞うのを抑えるのでアレルギー予防になります。
しかも、スプレーして水分を与えてからブラッシングした方が、ブラッシングの効果をさらに上げることができるという論文も見つけました。
自宅で簡単に作れる方法も載せているので、よかったら参考にしてみてください。

ブラッシングにはメリットがたくさんありますよ。
論文からも証明されているので、ぜひ試していただけると嬉しいです。
この記事はこんな方にオススメです
✓赤ちゃんや小さい子供と、一緒に生活している
✓ブラッシングはワンちゃんが嫌がるからできない
✓ブラッシングスプレーは売っているのは知っているけど、使ったことがない
ブラシの用途3つはこちらです。
- 毛の流れを整える、余分な毛を落とす
- 固まった目やにを取り除く
- ノミやダニの早期発見
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毛の流れを整える&余分な毛を落とす

ブラッシングすることで毛の流れが整うので、毛玉予防にもなりますし、見た目が美しくなります。
そして、人間と同じですが犬の毛も生え変わるので、いらない毛は抜け落ちていきます。
そのままにしていると自然に抜けるのですが、犬の毛は軽いために空中に浮いてしまいます。この量が多いと、アレルギーを引き起こす原因になったりすることも・・・
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固まった目やにを取り除くのに役立つ

ワンちゃんの目には、朝など特に目やにがついていることはありませんか?
白っぽく、柔らかい目やにはコットンなどで優しく拭き取れば簡単に取ることができるのですが、灰色というか黒っぽい固まった目やにを発見したら、どうしてますか?
そういうときには、ブラシの出番です!!ブラシと言っても、こちらで使用するのはコームです。
(スリッカーブラシでは大きすぎて、目を傷つけてしまう可能性があるので、やめましょう。)
やり方は簡単。目やに周りを、ぬるま湯でふやかした後、コームで優しくすいてあげるだけで、取ることができますよ。
※この時はスプレーは目に入るので、しないほうがいいです。
急にワンちゃんが動くと危ないので、お顔を手で固定してあげてからコームを使って下さいね。
スリッカーブラシとコームの違い
スリッカーブラシ | ![]() |
一般的にワンちゃんを飼われている方は、スリッカーブラシを持っているご家庭が多いと思います。 こちらはデッキブラシのように、広範囲をいっぺんにブラッシングできるものです。 |
コーム | ![]() |
こちらは人と同じ形のもので、顔周りをブラッシングするときに役立ちます。
※スリッカーブラシを顔周りに使用すると、誤って目の中に入ってしまう場合があるので注意してくださいね。 |
ノミ、ダニの発見に役立つ
うちのようなトイプードルのカーリーヘアだと、クルクルして地肌まで見ることがとても、難しいですがブラシを使うと、きちんと地肌まで見えるんですよ。
ブラッシングはスリッカーブラシで毛の流れに沿って優しくとかします。引っかかるところには無理やり引っ張らずに、そこを小分けにして小刻みにブラッシングしてると痛みはでません。
引っかかりがなくなった所で、今度は毛の流れとは逆さにブラシを動かします。すると、地肌が見えるので、ノミ・ダニチェックができるんです。
昔飼っていたシーズーに、たまたまブラシをしていたら黒いものが見えたので、かき分けてみたら…がっつりダニがついていました(T_T)
血を吸っているので、黒い塊が大きくなっててびっくりしました。(本来、ゴマ粒程度の大きさなのに、そのときは3倍ほどの大きさでした)
その当時は、割りばしでとって水に流して捨ててしまいましたが、本来は無理に取らずに動物病院でとっていただいた方がよいそうです。(無知って怖いですね(;’∀’))
そこで初めて、ブラッシングの重要性を感じることができました。
もしブラッシング中に黒いものが見えたのに、見失ってしまっても、その部分を重点的に触っていくと異物を感じられるので大丈夫です!
なぜブラッシングスプレーで効果があがるのか?

それは水分があることで、ワンちゃんの毛についた汚れも落ちやすくなるし、抜け毛を取る量も増えるとのこと。
こちらの論文に記載があるのでご覧ください。
抄録ブラッシング時にイヌの被毛に水分噴霧する効果の基礎知見を得る目的で、走査型電子顕微鏡を使用して被毛付着物除去効果を観察するとともに、ブラッシングによる脱毛量についても検討した。
ラブラドール・レトリーバー( 2頭)からブラッシング実施前の被毛、ラバーブラシを使用してブラッシングした区分に生え残る被毛、同ブラシを使用し水分噴霧した後ブラッシングした区分に生え残る被毛を各イヌから採取し、被毛付着物残留の程度を走査型電子顕微鏡で観察した。さらにラブラドール・レトリーバー( 4 頭)を用いて各イヌの尾を左右に分け、左側を水分噴霧なし、右側を水分噴霧ありの状態でブラッシングを実施し、ブラッシングにより除去された被毛を左右分けて採取した。その結果,ブラッシング時に水分噴霧することにより被毛付着物除去効果の向上、ブラシッシングにより除去される被毛量の増加が認められた。イヌ被毛に水分噴霧することでブラッシング効果を高めることが確認された。
4頭での研究なので何とも言えないと思われるかもしれませんが、顕微鏡で見ても汚れが落ちていることを証明しています。
水分は濡らしてしまうと、滑りやすくなって汚れは落ちないので、湿らす程度が良いとも書いてあります。

我が家では、水30mlにミントを1滴垂らして使い切りとして使用しています。
私がもともと使用していた北見ハッカのハッカ油を使用。
これだと保存料も必要ないし簡単につくれるので、手軽です。

せっかくブラッシングをするなら、スプレーを用いた方が断然いいと思います。
まずは、手作りスプレーで、ぜひお試しください!
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嫌がる子にはココから始める
モカははじめは、ブラッシングが嫌で逃げ回っていました。
そのために工夫したことは、ソファーで寛いでいるときに、やさしく背中だけをブラッシングしてブラシに慣らす。
(飼い始めたばかりの子には、1週間以上たって家の環境にも慣れてきたら始めてくださいね。)
慣れてきたら、足など範囲を広げる。遊んだ後など、落ち着いている時にするほうが、モカの場合はやりやすかったです。
我が家では、
ブラシを見せておやつを与える(始まりの合図)→終わったら、ごほうびをあげる
このサイクルで、ブラッシングが好きになってくれました。
ブラッシングしたら、ごほうびがもらえるんだと楽しい気持ちにさせることが慣れさせるためのポイントです。
ブラッシングをするタイミングと回数

経験上、散歩後にすると、ノミ・ダニを発見しやすいので、おすすめです。
我が家は、散歩が終わって夕食後のまったりした時間にブラッシングして、ノミ・ダニが付いていないか確認と、毛玉予防をしています。
ブラッシングは毎日がベストですが、できないなら1週間に2,3回くらいで大丈夫です。
毛が長いワンちゃんですぐに毛玉ができてしまうけれど、ブラッシングが厳しいなら、サマーカットなど短く切ってしまうのも手だと思います。
短くても、さっぱりして目のクリクリが強調されてかわいいですよ!
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まとめ
今回はブラッシングについて紹介しました。
ブラッシングには以下の使い方があります。
- 毛の流れを整え、余分な毛を落とす
- 目やにをとるのに役立つ
- ノミ・ダニの発見につながる
このように、ワンちゃんにはいいことがたくさんです。嫌がる子には、背中だけから始めて慣らしたり、ごほうびをあげるとやりやすくなると思います。
しかも、スプレーで湿らせてから行うと、汚れも余分な毛ももっと取りやすくなります。
家族みんなが健康で暮らせるよう、アレルギー予防としても大切な作業になりますね。
ワンちゃんの健康チェックのためにも、最低でも週に2,3回はしてあげるとスキンシップにもなるし、おすすめです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。おわりっ!
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